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三次元仮想都市

 携帯電話のGPS機能を利用して、ユーザの位置を特定できるというのが三次元仮想都市の特徴の一つです。
これを生かして、パンフレットの代わりにその場の案内を提示する観光案内のシステムが考えられました。
三次元仮想都市を利用すると、パンフレットに載せにくいことやわかりにくいことを場所に応じて出すことが可能です。

2005年11月に金刀比羅宮観光案内システムの一般公開実験が行われました。
金刀比羅宮へ観光に訪れている人で、GPS付きauの携帯電話を利用している人に
自分の携帯電話で仮想都市を体験してもらいました。

この実験により、石段の段数表示のようなユーザの知らない情報を提供することが有効であることが分かりました。

コンテンツ内容
 金刀比羅宮境内のうち、大門から本宮までの観光案内を行っています。 ユーザは、携帯電話の画面に表示される自己キャラクターとお供キャラクターと一緒に、本宮を目指していきます。 その道中には仮想オブジェクトを配置して、建物の説明や金刀比羅宮に関する豆知識を提供しています。


 金刀比羅宮に実際にある歌碑です。  歌碑の付近でGPS測定をして得た仮想都市です。  歌碑の説明を見ることができます。
 階段の段数表示もあります。 段数は、目印となる建物の近くの仮想生物から聞けます。


コメント機能
 仮想世界に新しい仮想生物を残せるコメント機能があります。 作成者が帰った後も、この仮想生物はその場所に残ります。 後から来た人は、この仮想生物と出会い、話を聞くすることができます。
コメント作成画面
使い方の説明画面です。 新しく作る仮想生物を選びます。
仮想生物の名前と、コメントを決めます。 確認画面です。

仮想生物誕生
 新しい仮想生物のあざらし1号との会話画面です。
 後から来た人は、あざらし1号と話ができます。
 あざらし1号と話すと、「こんぴらさんへようこそ」というコメントが読めます。


メール機能
 ある仮想生物に話しかけると、自分が入力したアドレスにメールが送られてくる機能があります。 送られてくるメールには、金刀比羅宮から眺めた風景に、自分が選んだお供が載っている写真が添付されてきます。
添付される画像


関連論文
・垂水浩幸、鶴身悠子、松原和也、林勇輔、水久保勇記、吉田誠、楠房子: 携帯電話による金刀比羅宮観光案内システムの実用実験、 情報処理学会 マルチメディア、分散、協調とモーバイル(DICOMO2006)シンポジウム論文集、 pp.165-168 (2006)